楽園焼失 / Paradise Burnt(糸奇 華 Itoki Hana) by it0ki published on 2014-08-15T14:59:36Z どんな色の 花が 咲くだろう どんな色の 蝶が 舞うのだろう 鏡に映る ドアの向こう おとぎ話を 夢見てる 朝の光に溶けてゆく お星さまに手を振ることなく 開かずの引き出しに眠る ダイアモンドを信じてる 見えない、見えない、 見たくない。 願っていたい。 描けない絵 を、浮かべたい。 どうして、どうして、 騙せない 騙し通せない? 僕 なのに 空の青を飲んだ ような ひろい湖を覗き込めば 水面に映る 僕の顔が ぽつり ぽつり と、壊れてゆく どんな色の 花が咲くだろう どんな色の 蝶が舞うのだろう いない誰か を、眺めている 冷えた椅子 に 問いかけてる いえない、いえない、それでいい。 ほこりまみれの 尊い秘め事、みたい。 どうして、どうして、 わかるのに わからないふり を、していたい。 蕾も、蛹も、 見たくない。 臆病でいい。 来ない春 に、恋をして 夢見て、夢見て、 火を 付けた。 誰より 願った、 僕 だった。 Genre Original Comment by 享平三潟 寂しくて儚くて、でもどこか優しく包み込まれるような心地よさもあって。幻想的で美しい。 2018-03-12T19:06:46Z Comment by ChaseME995 This is so beautiful and magical. I want more of this. <3 2016-04-27T09:56:19Z