返り咲き(demo) beats k.h.a.o.s by k.h.a.o.s published on 2017-03-25T11:28:07Z 「返り咲き」 灰色の雲が厚く垂れ込める 真冬の空に芽吹かない言葉 色も音も心に灯す火さえ 覆い隠す一面の銀世界 かつての光 残る影法師 未練がましく名声を欲し それでも肥大した自尊心が 足を引っ張り行く道の邪魔をし 悔しさも毎夜噛み切れば最後 味もないし何も感じないの 熱を帯びた行動が価値となる 世界で使い捨てられた懐炉 陽の目を見ずに終わる前に 燻る闘志に薪を焼べろ たいして守る価値があるでもない 体裁なら端から溝に捨てろ 紺碧の空 天仰ぐ君 降りしきる言葉 完全に円を成すその前に 常に切磋 千切る鉄鎖 噛み締めた夜 浮かばれるさ 時を跨ぎ冬の原に耐え忍び狂い咲いた 悔しさと馴れ合い時を過ごすと 無意識に蝕まれていく欲望 この椅子に深く腰を下ろすと 自ずと受け入れて自我は脆くも崩れ去る 薄い唇をついてほとばしる 行動なき嫉妬はおこがましく この身の程を知りやがて同居する憧れに気付く それでも独房に閉じた心覗くと 残留思念 続投を望むの 内に秘めた本望が鼓動 弛まず没頭するほどに一つ事に翻弄されてゆく この行路を選び暗がりの中で広がる瞳孔 理解の範疇超えて一晩中 未だ見ぬ世界その先を探求 五感すらとろけなくす 精神だけの君の身を案ずる 迫る時を鳴らす汽笛も 火が付くほど目を覚ます刺激も 乾いた草のように燃え広がり 禿げた姿が惨めに晒される 何小節も壁を乗り越えた 先で結ばれるものを求めた 次第に薄らいでいく悔しさに 恐怖覚えたことを思えば 声がこの声が枯れるまでは 挑み続けることを決してやめない 色も音も心に灯す火さえ 写し出せる真っさらな新世界 紺碧の空 天仰ぐ君 降りしきる言葉 完全に円を成すその前に 常に切磋 千切る鉄鎖 噛み締めた夜 浮かばれるさ 時を跨ぎ冬の原に耐え忍び狂い咲いた 紺碧の空 天仰ぐ君 降りしきる言葉 完全に円を成すその前に 常に切磋 千切る鉄鎖 噛み締めた夜 浮かばれるさ 季節外れに熱にあてられて 忘れられた頃返り咲く花 Genre Hip-hop & Rap