Uma Juke by LIL YOPPY published on 2018-04-26T20:30:55Z ゲットー育ちのウマ娘ことリル・ウィーク。 彼女は日々、万引きをしては自慢の俊足で逃げて日々を過ごしていた。そう、彼女にとって走る事は競技ではなく「生きる」という事だった。 しかし、ある日に転機は訪れる。 いつも通り、スラム周辺で獲物を探すリル・ウィークは、高級車から降りてきた品の良さそうな女を見つけた。 久々の上物に舌なめずりを抑えられないリル・ウィーク…その上品な女の肘にかかったポーチにめがけ走り出し、一瞬の内に強奪した。 辺りには真珠の連なった手提げ部分が壊れ、太陽を反射しながら光の粒が散らばる。 「やった!今夜はウィードに人参だ!」 勝ち誇ったリル・ウィークは自慢の足でどんどん女から距離を取る。そう、距離を取ったはずだった…。 「そのポーチ、大事な物なの。返してもらえるかしら?」 「!!?」 リル・ウィークはありえない光景を目の当たりにした。さっきまで遠くにいたはずの女が、自分と並走しているのだ。 「なっ!?」 思わず足にブレーキをかけ、立ち止まってしまうリル・ウィーク。息を切らしながらも、その女に声をかけてしまった。 「あんた、名前は…?」 息を乱さず姿勢良く佇んだ女は、おもむろに顔を向け、答えた。 「……ポッドヘッド。ポッドヘッド・スズカよ」 名前を聞いた瞬間、リル・ウィークの背中に電流が走った。 そう、この出会いこそ、ウマ・メガロボクス史上最高の選手と言われる二人の宿命だったのだ。 果てしない運命のゴングが、今鳴ろうとしている……! 『次回:尿検査で陽性?リル・ウィーク危機一髪!』 Maybe, Release out from Dochakuso-Records soon<3 Genre Juke Comment by Ryu 説明w 2018-07-09T10:47:44Z Comment by WACKO YASUNA Special Wee(d)k 2018-04-26T22:04:18Z Comment by Marabou Stork 808 yes 2018-04-26T20:32:37Z