詩の朗読「僕が徴兵検査で不合格になったのはヘドロ的病害のせいだからって後ろ指を指さないで……僕は防空壕の中で灘岡陸軍大佐夫人花井花子で童貞を捨てました」竹下力 by 竹下力 published on 2023-02-11T12:24:14Z 僕は汚れ切ったマスカキ野郎で、心は空っぽで、魂は暗黒なんだ。 どうして僕のダイナマイトをフェラしてくれないの? お前は最悪な内臓を腐らせているのに。 だから僕は傷病手当が欲しい汚れ切ったドヤ街のアル中だとしても、父さん遺伝の梅毒だらけのペニスが蛆虫みたいに轟いて僕は月に吠えて泣くんだよ。 痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。 僕は兵士になって虐殺したい。だけど僕はヘドロ的な性病で兵士になれなくて僕は興国のために自殺だって厭わなかったのに。 だからこそ僕を解剖して欲しい。どれだけの汚物が父さんの肛門に詰まっていたのか。 だって父さんが戦地ラバウルで仲の悪いお隣の三好さんに42Kライフルで虐殺された時、風が運ぶ父さんの死臭がうんこ臭くて僕は煌めく雪のようなゲロを吐いてしまったからだ。 灘岡に珍しく降った雪は積もりながら湖を凍らせながら電鋸で父さんをちょんぎっていた僕になれないのはなぜだろう? ああ、僕は精液的な憎悪に満ちている! 三好さん! あんたは偉い! バウバウ! そうさ、死はそこにないのだ。なぜなら父さんが死だからだ。 そうした一方で、「お前を兵士にしたかったと」と泣きながら母さんが猟銃で僕の頭を撃ち抜いた時、大佐夫人の看護婦の花井花子がガーゼでペニスを擦ってくれた瞬間に僕は兵士であることを辞めました。 もう花井花子のつんびが発する柘榴的な匂いの虜になっていたのだ。 灘岡に782回の空爆があったから、その度に、僕は防空壕の中で、看護婦の花井花子と性病まみれのセックスをしたとしても。 肛門だけじゃ満足できない情欲さえ芽生え始めて。 僕はダイナマイトを口に咥え彼女のアソコにバキューンと一発! 僕は兵士になれたんだ! やった、やったよ! ダイナマイトをフェラしろ! お前は最悪な内臓を腐らせているんだと喚き散らしても。彼女は「こんなの全く気持ちよくないわ、このフニャチン!」 ああ、なんて僕は弱いんだ。 僕は泣きたいんだ。潜望鏡プレーでオナニーさせてくれないの? お願いだから核爆弾を落として欲しいって願いたくなるじゃないか! 空襲じゃ足りないんだ! ファックじゃない! 彼女の性器にダイナマイトを突っ込んで爆破させる瞬間を見たいのだ。 父さんのラバウルでの爆破死体を心に焼き付けるのだ! だけど花井花子は僕に飽き飽きして防空壕で狂った母さんの肢体に姫貝を絡ませながらお互いに父さんの屍体に想いを馳せながら潮を吹いていたから。 お前ら……父さんと……馬鹿な! 僕の涙とびっちって射精をする前に自殺したくなるんだよ。 二人の喘ぎ声を聞きながら、涙を流しながら、防空壕の苔むした暗闇の中で核爆弾の姿を見た。 彼は父さんだったから、まるで僕を殴るように笑っていた時のように、梅毒は僕のせいだと言わんばかりに、僕を抱きしめて一緒に爆発した時にはもう……。 へへ、僕は興国兵士としてお国をダメにしてやりました。 ああ、僕の愛国はヘドロ的な性病とともに汚れ切ってしまうのであり、それはまさに、防空壕で寡婦花井花子大佐夫人とファックすることで高まりあう慟哭としての稲妻になれない哀れな雪雲なのであります。 そして父さんがラバウルからB29で落とされて核爆発を起こし、灘岡の小さな防空壕で絡まり合っていた母さんと花井花子大佐夫人が絶頂を迎えた時には、僕は口に咥えたダイナマイトと一緒に爆破しました。 どうして僕のダイナマイトをフェラしてくれないの? 強烈な熱波腐臭の父さんの匂いが僕らを溶かしてしまうまでに。 世界が終わったその日に……。 ダイナマイトをフェラしたからってなんだっていうんだ! 僕は消滅するんだぞ! なのに僕は宇宙的に汚れ切っている。 汚れ切っている。 助けて、助けて、助けて、僕を絶望させてよ。 FUCK! Genre Dance & EDM