詩の朗読「灘岡鉄道で逃亡中の浮気父さんの目の前でダイナマイト自殺した愛しの母さん……炭鉱のピケ隊に投げつけた柘榴が破裂する瞬間に」竹下力 by 竹下力 published on 2023-02-08T13:19:28Z お前らの主義と主張が嫌いだ。 暴き出しのアバズレ性欲はお前達の本質じゃないか。 水子の自己嫌悪と娼婦の憎悪とアナルファック的なルサンチマンが大好きだとしたら溺れまくりたいと叫べ! がなれ! しゃがれ! ポピュリストになってあんた達が大好きな主義がなりまくって、カルキ臭い主張であんたの心臓が破滅するのを観ているだけで苦々しいって? お前らなんて嘘つきだろうよ。 くたばれ! 死んじまえよ! そう父さんが叫んだ時。 泡吹いた議員達が殴られながらピケ隊が占拠した灘岡町役場。 「灘岡空港建設反対! 灘岡炭鉱閉鎖反対!」 「思想警察を呼べ! 特高警察を呼べ!」 だけど父さんはいなかった。塵肺の息吹にドラッグが脈を撃つからか? 町長の父さんは娼館「あそこの毛」の花井花子に泡まみれだったからだ。 とぐろを巻く自殺したい蛇はうねりながら蜘蛛になるのを否定するようにファックしていた。 「ああ……あなた誰も愛した事ないの?」 見えるものを見えないようにしたいからだろう。 そうすれば見えないものが見えるようにはならない。 スピードだらけの工業機械は幼稚園児の肛門を舐めてばかりいるから公害だらけの灘岡で飽き飽きするセックスばかりをする娼館に火をつけるのは必然だ。 空港反対派の母さんは炭鉱からダイナマイトをパクってきて娼館を爆破した。 父さんと花井花子がヤっているから。 父さんは花井花子をぶん殴っていた。 だけど父さんはすでにそこから逃げていた。灘岡鉄道から脱走しようとしていたんだ。 母さんは頓狂に狂っちまった。僕のペニスを食おうとするんだ。 助けて! 助けて! 助けて燻んだ青空! それが空港反対派の主義と行為のサメみたいなこすりつけ合うズレ! お前らの主義と主張が嫌いだ。 暴き出しのアバズレ性欲はお前達の本質じゃないか。 煙が空に昇りながらのっぺりした能楽を奏でるなら背骨が曲がっちまう前頭葉に浣腸すれば僕の超能力が稲妻をかち割った時に僕は裸のままオレンジに燃えるのに恐怖しているって訳だよ。 焼身自殺したエスペランティストのようにがなる。割れる。肉が。肉が燃える。燃える。燃える。 炭鉱から石炭の風が吹き荒れる。それは意味がない。 星図のような闇が槍になって僕を突き刺す前に灘岡炭鉱のダイナマイトを母さんに渡した。それが母さんの命令だったからだ。 やっちまえの掛け声に灘岡空港建設反対派の母さんは逃走する父さんの目の前で爆発した時、緊急停止ボタンを押したのは誰だ? 花井花子、お前か! 爆破した瞬間に乱行パーティーは終わりしたのに! 真っ黒に燃えちまった娼館「あそこの毛」にいる花井花子は死んでいるはずなのに。なぜほくそ笑む? 燃え尽きろ! すべてくたばれ! なのに、父さんはプラットフォームにいる? 影武者なのか? ああ、父さんは爆破しないのか? 父さんは爆発しないのか? 僕は灘岡駅3番ホームに佇みながら涙し、灘岡警察に囲まれて銃殺される前に、ダイナマイトを口に咥えて導火線に火をつけたんだ。 母さん! 父さんはプラットフォームでズリネタみたいな微笑みを浮かべて花井花子とのセックスを想像しながら彼女とディープキスをしている。 「お前が母さんを殺した……殺したんだ」 これが暴かれた世界だ。 くたばれ! 僕はすりおろされた柘榴のように爆発した。 煙はとぐろを巻いていた。 お前らが嫌いだ! Genre Electronic Comment by User 635012165 dm on the gram melodiesearz to get clout 2023-02-09T02:18:13Z